不登校の原因② 「いじめ以外の人間関係による不登校」は中学生に多い 小学生も7%と若干高い数値に

いじめ以外の人間関係による不登校の割合は小学生で約7%、中学生で約13%と、いじめによる不登校よりも多い原因と言えます
このデータは年が近い「友人関係」を調査しており、「教職員との人間関係」による不登校は小学生~高校生でおよそ1~2%となっています。大人との人間関係が原因になる場合もありますが、その数倍「友達関係」が多いといえます
いじめ以外の人間関係による不登校について、原因と対策を考えていきます
人間関係(友達関係)による不登校が始まるきっかけ

人間関係が原因で登校をしぶるようになるのは、様々なパターンがあります
大人にとっては些細なことでも、子ども(当事者)にとってみれば大きな精神的負担となっていたり、発展して取り返しがつかず、引き返せない状況になってしまうケースもあります
- 友だち同士のトラブルが発展する
- 重大事案まではいかないが、いやがらせを受けている
- 友だち同士でふざけあっていたことが発展する
- 小学校から中学校に上がり、新たな人間関係を築くことができない、不安に感じる
- 転校により新たな人間関係を築くことができない、不安に感じる、不適応
人間関係(友達関係)による不登校 初期の兆候
小学生や中学生に多い不登校の悩みですが、初期の症状としては身体的な不調を訴える場合があります
漠然と体調不良を訴えたり、「頭が痛い」「お腹が痛い」と症状が出る場合もあります
しかし、病院を受診しても病気等の症状がみられず、結果として「心因性(心理的な要因によって引き起こされる)」ではないかと伝えられることが多いようです
また、次のような症状が出ることがあります。
- 元気がなくなり、表情も暗くなる
- 学校の話をしなくなる
- 友達関係が変わる、今までと違う友だちと連絡するようになる
- 精神的に不安定になる
- 勉強に集中できなくなる
登校したくてもできない、問題を解決したくても精神的に苦しい日々を送っていることが心配されます
人間関係(友達関係)による不登校が少し長くなると
人間関係による不安が続くと、トラブルがなかなか改善されないことへの感情がたまり、情緒的に不安定になる傾向があります
友達関係を別の場所に求め、他校の生徒とつながったり、SNSで知り合った生徒・年上の人間と連絡を取り合うようになった例もあります
家庭内での変化として最も多く相談を受けたのが、「態度が冷たくなった」、「暴言を吐くようになった」、「生活リズムがおかしい」といったものです
親(保護者様)も精神的負担が大きくなり、心労により不安定になる場合もありますので、できるだけ早期に相談されることをおすすめします
人間関係(友達関係)による不登校が長く続いた場合
中期的な状況を過ぎると、学校生活に不安が残りますが少しずつ前向きになる場合があります
お子さま本人の中で少しだけ吹っ切ることとができたり、時間が経って落ち着き、追い詰められた状態から少し解放されたりすることで元気になったりします
また、落ち着いて周りを見ることができるようになるため、自分の勉強や部活動、クラスのことが気になったり、進学先などについての不安が大きくなります
前向きな兆候が出始めたら、改善のきっかけをつかめるかもしれません
人間関係(友達関係)による不登校 改善の傾向が見られたら
お子さまの気持ちが登校に向くようになると、安心できる環境をどのように整えるか学校と連携して話し合いを進めてほしいと思います
スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなども積極的に活用し、お子さま本人だけでなく、親(保護者)も今の悩みや不安を相談してみてください
初めから教室に入るのがつらい場合には別室登校するケースもありますが、学校規模によっては教室の準備や職員の配置ができないことも考えられます
教室や教員の確保など物理的な問題については急な対応が難しいため、早い段階で相談するのが望ましいです
勉強に前向きになってきたが、登校できないとき
長期的に欠席が続くと、どうしても学力は落ちてきてしまいます。
また、登校したくてもできない、勉強したくてもできないとき、お子さまも親(保護者)もうまくいかないストレスが溜まり気持ちが不安定になりがちです
各都道府県の教育委員会は適応指導教室、教育支援センターを設置しています
数明でも不登校の学習サポート(数学)を行っておりますので、お気軽にお問合せください
